研究概要 |
平成23年度の当初の実施計画は、(1)オーストラリアにおける東欧系コミュニティにとってのサッカーの意義と役割についてまとめの作業を行うことと、(2)全体のまとめとして海外(4月:International IJHS Conference/Workshop、9月:The 3rd International Society for the Social Sciences of Sport)および国内の学会(3月1日本スポーツ社会学会)で調査結果の報告を行うことと、学会誌への投稿であった』 (1)に関しては、本調査の開始時期より協力関係にあったオーストラリアのスポーツ社会学およびスポーツ歴史学の研究者の指導・助言の下で、上記のテーマを中心に移民とスポーツに関係する文献収集を彼らの勤務校(Victoria UniversityおよびJames Cook University)で行った。 ここで得た知見は個人のホーム頁に掲載し、主に学部および大学院の授業で活用する予定で、現在準備中である。(2)に関しては、4月の国際会議で、日本における南太平諸国出身のラグビー選手に関する報告「Rugby in Japan」を行った。9月の国際会議で、東アジアにおける国際関係と野球に関する報告「Glocalisation of baseball in Japan, Korea and Taiwan」を行った。9月の会議の報告のフルペーパーは、Thomson Reutersの電子ジャーナル版に掲載が決定しており、近日中に出版の予定である。国内の成果報告は、23年度は諸般の都合によりできなかったので、24年度に行う予定である。
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