• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

マスターズスポーツ振興事業による社会的便益の効果分析とアクションリサーチ

研究課題

研究課題/領域番号 21500593
研究機関神戸大学

研究代表者

長ヶ原 誠  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00227349)

研究分担者 石澤 伸弘  北翔大学, 生涯学習システム学部, 准教授 (60368553)
キーワードマスターズスポーツ / スポーツプロモーション / スポーツイベント / キャンペーン / 便益研究
研究概要

マスターズスポーツイベントに関する国際調査で収集した国内外のマスターズスポーツ振興の事例データ(全714ケース)から、マスターズスポーツ振興事業の3要素(機会・組織・情報)であるイベント開発事業、組織活性化事業、キャンペーン事業による社会的便益分析を各ケースで実施した。評価方法は平成15~17年度基盤研究で筆者らが開発したスポーツプロモーション事業評価指標に基づいて、事業投入量→要因変化→行動・組織変化→便益発生のシナリオ分析を、各事例の資料データ分析と担当者への質問紙調査によって行った。分析の結果、特に事業成果が高かった事例については、質問紙調査や送付資料分析によるフォローアップ調査を実施し、マスターズスポーツ振興事業がもたらす社会便益の情報とそれを可能にする振興事業方法に関するグローバルスタンダードを作成した。今年度実施した「単独種目型」のイベント事例分析によるこれらの結果と、平成21年度に実施した複数種目型の事業調査結果を統合した。その結果、マスターズイベントの開催や参加者のスポーツ活動からもたらせる活動健康・身体的便益、心理・精神的便益、教育・労働的便益、社会経済的便益社会集団的便益、社会文化的便益に代表される個人的・社会的便益の側面が明らかとなり、さらにこれらの便益の中で総計85項目に及ぶ便益指標が抽出された。これまで中・高齢者のスポーツ活動がもたらす効果分析では主に健康・身体的便益や心理・精神的便益が主流となっていたが、マスターズスポーツに関わるイベント開催、クラブ育成事業、啓発・周知キャンペーンを通じて、より社会的なインパクトをもたらしていることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 図書 (1件)

  • [図書] スポーツイベントのマーケティング(間宮聰夫・野川春夫編著)(市村出版)2010

    • 著者名/発表者名
      長ヶ原誠
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      マスターズ系イベント:ワールドマスターズゲームズのマーケティング戦略

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi