研究概要 |
本研究では,教員,生徒,体育専攻学生,海外での武道参加者のそれぞれに対する調査を通して,武道の教育効果について「運動技能」「コミュニケーション」「伝統」の側面が期待されることが明らかになった.そしてこれらは性別や年齢などによって異なり,とりわけ中学生では性差,学年差があることが明らかになった.さらに,海外の参加者と比較して日本の参加者の方がスポーツの1つの種目として武道を捉えている傾向が認められた.グローバル化が進む武道を伝統文化の教育,継承を目的とする中学校で展開する上での重要な示唆が得られた.
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