研究概要 |
現実的なバスケットボールショットのシミュレーションモデルを構築し選手のプレーの質の同上に貢献することを目的とし,以下の研究を行った. (1) バスケットボールとバックボードとの間の摩擦係数計測 天然皮,および人工皮のバスケットボール,アクリルおよび強化ガラスのバックボードを利用して,ボールとボードの問の摩擦係数の測定を行った.アクリル,強化ガラスにおいては摩擦係数の違いがみられないこと,天然皮と人工皮のバスケットボールにおいては人工皮のバスケットボールがかなり高い摩擦係数を持つことを確認した. 2) バスケットボールとリングとの間の摩擦係数の計測 天然皮,人工皮のバスケットボールとリングとの間の摩擦係数を測定し,人工皮のバスケットボールが高い摩擦係数を有することを確認した. (3) バスケットボールの反発係数の測定 バスケットボールの落下実験により,初期高さと跳ね返り高さの測定を行った. (4) 空力特性の予備測定 バスケットホールを高所から落下させ、ビテオカメラを用いてホールの軌道の測定を行った.
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