研究概要 |
現実的なバスケットポールショットのシミュレーションモデルを構築し選手のプレーの質の向上に貢献することを目的とし,以下の研究を行った. 1.空力特性の測定 ビデオカメラでバスケットボールを自由落下の様子を撮影した.画像解析により軌道を求め,理論軌道と比較することにより抗力係数を同定した. 2.バスケットボールの剛性と粘性の測定 ビデオカメラでバックボードに対するバスケットボールのバウンドの軌道を撮影した.画像解析によりバスケットボールの軌道を算出した.この画像解析から得た軌道と理論軌道を比較することによりバスケットボールの剛性と粘性を計算した. 3.バスケットボールの摩擦係数の確認 既にバスケットボールとリング,およびバックボードに対する摩擦係数の測定をすませている.この値の確からしさを確認するために,バスケットボールのバウンドテストの軌道と理論軌道の比較を行った. 4.動力学モデルと実際のバウンド現象の比較 動力学モデルとリングおよびバックボードに対するバスケットボールのバウンドテストの軌道を比較し,構築した動力学モデルの精度を向上させた.
|