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2010 年度 実績報告書

コーディネーション運動による行動選択能力への効能

研究課題

研究課題/領域番号 21500608
研究機関順天堂大学

研究代表者

竹内 敏康  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50053294)

キーワードコーディネーション運動 / 行動選択能力 / 認知機能 / スポーツトレーニング
研究概要

本研究は、コーディネーション運動の行動選択能力への影響について検証することを目的とした。
前年度(平成21年度)の研究成果として、成人を対象にコーディネーション運動を実施する事で、行動選択能力が向上する可能性が示唆された。このとき、(1)一過性のコーディネーション運動では単純反応時間への影響は観察されなかった。つまり、今回実施した短時間のコーディネーション運動の効果は高次脳機能に限定したものであった可能性がある。また、(2)行動選択の短縮効果は、コーディネーション運動課題の達成度に相関していた。つまり、課題を容易に遂行できた被験者で短縮効果が、反対に、課題に不慣れな被験者で延長効果が観察された。これらの結果から、コーディネーション運動中における認知活動の「負荷」の大きさによって、行動選択時間に関わる神経系の亢進の「程度」が変化することが示唆された。
そこで平成22年度は、より高次機能に限定して実験を進め、コーディネーション運動時間の短縮によって負荷を減少させた際の効果を検証した。
実験の結果、より短時間のコーディネーション運動によって、多くの被験者で行動選択能力は改善された。つまり、高次機能においても運動中の認知的な活動量という「運動負荷」の大きさが、適応的な能力変化を左右することを意味する。
これらの成果は、国際スポートロジー学会で発表された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Influence of short-time COORDINATION motor tasks on response time2011

    • 著者名/発表者名
      Tomomi NAKAZAWA, Tomonori KITO, Toshiyasu TAKEUCHI
    • 学会等名
      The inaugural international academy of sportology
    • 発表場所
      ARIYAMA Noboru Memorial Hall, Bldg.7, Juntendo University, Tokyo, Japan.
    • 年月日
      2011-03-05

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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