研究課題/領域番号 |
21500616
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
二宮 浩彰 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50284782)
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研究分担者 |
工藤 康宏 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (30410864)
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キーワード | スポーツ・ツーリズム / 北海道ニセコ地域 / スキー/スノーボード / スポーツ・ツーリスト / 訪日外国人 / オセアニア / アジア / 英語/中国語の調査票 |
研究概要 |
本調査研究では、北海道ニセコ地域の訪日外国人スポーツ・ツーリストを対象として、スキー/スノーボードの参加と経験、技能と知識、用具と投資、ライフスタイルにおける中心性、スキー/スノーボード旅行の選好、ニセコリゾートへの地域愛着、個人属性について調査することによって、スポーツ・ツーリストの行動様式を明らかにすることを目的とした。調査は2011年3月6日~8日に実施した。外国人スキーヤー/スノーボーダーに対して英語/中国語の調査票を用いてデータを収集し、279部の有効標本を得ることができた。訪日外国人を居住地別のグループに分類してクロス集計による分析を行った結果、オセアニア/ヨーロッパ/北米からの旅行者の方がアジアからの旅行者よりも、スキー/スノーボードへの関与度が高い傾向にあったが、スキー/スノーボードの参加と経験、技能と知識、用具と投資、ライフルタイルにおける中心性といったスポーツ活動の専門化、ニセコリゾートへの地域愛着、スキー/スノーボード旅行の選好についての調査項目においてほとんど差がみられなかった。つまり、オセアニア/ヨーロッパ/北米諸国からの旅行者とアジア諸国からの旅行者は、スポーツ・ツーリストとして同様の行動特性を示しており、同質のセグメントであると考えられる。
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