21年度の繰越経費を使用した予備実験を22年度の前期に終え、その結果を基に、後期から本実験を行った。本実験の内容および22年度の実績は下記のとおりである。 (1)平素同じ練習をおこなっている同チーム内の競技者20名に対して「キョロ・キョロ」動作の発生頻度を調査した。 (2)上記20名をトレーニング(コントロール)群、非コントロール群それぞれ10名に分ける。予備実験において実験成果のでた期間を目処に1回/週のペースで「カメラ・アイ」実験を行った。 (3)再度「キョロ・キョロ」動作の発生頻度を調査するとともに、20名の競技パフォーマンスの変化について指導者からの評価を受けた。 (4)成功例をもとに、他のチームにおいて再度実験を重ね、確証を得た。 (5)高校男女、一般男女の全国大会レベルの競技会における「キョロ・キョロ」動作の発生頻度について調査した。 (6)これまでの結果を知見として、「視機能とバスケ脳」というタイトルで講演(講習)を実施した。
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