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2010 年度 実績報告書

トレーニング刺激としての活性酸素種の役割に関する運動生化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500631
研究機関徳島大学

研究代表者

的場 秀樹  徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 教授 (20035166)

キーワード活性酸素 / ビタミンC / 持久性トレーニング / PGC-1 / クエン酸合成酵素活性
研究概要

1.平成22年度は、持久性トレーニング時におけるビタミンC投与が、骨格筋の酸化能力の指標であるクエン酸合成酵素(CS)活性、抗酸化能力の指標であるスーパーオキシドジスムターゼ(Mn-SOD、CuZn-SOD)のタンパク質量、およびミトコンドリアの新生において重要な役割を果たす転写補助因子であるperoxisome proliferator activated receptor γ coactivator-1(PGC-1)タンパク質量の上昇を抑制するか否かを検討した。
2.実験動物のラットをトレーニング群とコントロール群に分けた。トレーニングの種類は持久性トレーニングであり、第1実験では5回/週の頻度で4週間の高強度の間欠的水泳トレーニングを、第2実験では1日6時間(水泳3時間、休息45分、水泳3時間)の持続的な水泳トレーニングを10日間負荷した。なおぐ第1実験のトレーニング群は、ビタミンC非投与群,ビタミンC低用量(体表面積cm^2当り0.06mg)群,ビタミンC中用量(体表面積cm^2当り0.12mg)群およびビタミンC高用量(体表面積cm^2当り0.24mg)群に分けた。第2実験のトレーニング群は、ビタミンC非投与群とビタミンC投与(体表面積cm^2当り0.24mg)群に分けた。なお、ビタミンC投与は経口投与とした。
3.高強度の間欠的水泳トレーニングは、ビタミンC投与の有無にかかおらず、滑車上筋のCS活性を有意に上昇させた。一方、持続的な水泳トレーニングは、ビタミンC投与の有無にかかわらず、滑車上筋および上腕三頭筋のCS活性を有意に上昇させた。また、高強度の間欠的水泳トレーニングに伴う滑車上筋のCS活性の上昇は、PGC1およびMn-SODのタンパク質発現の有意な増加を伴ったが、CuZn-SODのタンパク質量の有意な変化を伴わなかった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ラットの間欠的水泳トレーニングとビタミンC投与が骨格筋の酵素活性及び抗酸化酵素のタンパク質発現に及ぼす影響2011

    • 著者名/発表者名
      矢田光一
    • 学会等名
      平成22年度四国体育スポーツ学会
    • 発表場所
      徳島文理大学
    • 年月日
      2011-02-12
  • [学会発表] ビタミンC投与がラット骨格筋の持久性トレーニング効果に及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      矢田光一
    • 学会等名
      第66回日本体力医学会中国・四国地方会
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2010-11-21
  • [学会発表] ビタミンC投与が持久的トレーニング効果に及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      矢田光一
    • 学会等名
      第65回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      千葉商科大学
    • 年月日
      2010-09-17
  • [学会発表] 持久性トレーニング時のビタミンC投与が代謝酵素活性に及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      的場秀樹
    • 学会等名
      第18回日本運動生理学会大会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2010-07-31

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公開日: 2012-07-19  

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