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2010 年度 実績報告書

長期滞在型キャンプ(30泊31日)が小中学生の生体リズムに及ぼす生化学的影響

研究課題

研究課題/領域番号 21500645
研究機関埼玉大学

研究代表者

野井 真吾  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (00366436)

キーワード子ども / 長期キャンプ / メラトニン / 歩数 / 生活習慣
研究概要

本研究は,長期滞在型キャンプ(30泊31日)が小中学生の生体リズムに及ぼす生化学的影響を明らかにすること,中でも,キャンプの開始,終了に伴って,どのくらいの期間で改善し,どのくらいの期間で元に戻ってしまうのかという点を明らかにすることを最終的な目的としている.
平成22年度は,平成21年度に行われたパイロット調査の結果も踏まえて,唾液メラトニン濃度,尿中セロトニン濃度,歩数の各測定と睡眠状況調査を実施した.対象は,モビリティランド・ハローウッズが主宰する長期キャンプ(2010年7月23日~8月22日実施)に参加した小中学生21名(但し,唾液メラトニン濃度の測定は16名)であった.唾液はキャンプ開始10・8・6・4・2日前,期間中1・2・3・15・29日目,終了14・28日後のいずれも21:30に,尿はキャンプ1・4・15・29日目の20:30とキャンプ3・5・16・30日目の6:00に,それぞれ採取された.一方,歩数測定ならびに睡眠状況調査はキャンプ開始10日前から終了28日後の期間に実施された.本研究の結果,対象者の唾液メラトニン濃度は,キャンプ開始後に漸増し,3日目にはキャンプ開始前の値よりも有意に高値を示す様子,ならびに,キャンプ終了後は14日以内にキャンプ前の水準を示す様子が確認された.また,尿中セロトニン濃度は,夜・朝とも,キャンプ前半,中盤,後半と漸減する一方で,夜から朝にかけての変化量は増加する様子が確認された.
今後は,歩数測定や睡眠状況調査の結果も含めて解析していくことを課題にしていきたい.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 「ガキ大将の森キャンプ2009(30泊31日)」の開始前後・終了前後における子どものメラトニン代謝2010

    • 著者名/発表者名
      野井真吾, 鹿野晶子, 小澤治夫, 鈴川一宏, 土田豊
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2010-09-10
  • [学会発表] 「ガキ大将の森キャンプ2009(30泊31日)」における子どもの身体活動量と体温の変化2010

    • 著者名/発表者名
      鹿野晶子, 野井真吾, 小澤治夫, 鈴川一宏, 土田豊
    • 学会等名
      日本体育学会第61回大会
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2010-09-10

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公開日: 2012-07-19  

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