• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

身体活動(運動・生活活動)がメタボリックシンドロームに及ぼす影響の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500648
研究機関福井大学

研究代表者

平井 一芳  福井大学, 医学部, 助教 (90345679)

研究分担者 日下 幸則  福井大学, 医学部, 教授 (70135680)
佐藤 一博  福井大学, 医学部, 准教授 (40262620)
梅村 朋弘  福井大学, 医学部, 助教 (10401960)
田村 太朗  福井大学, 医学部, 助教 (90509291)
キーワード社会医学 / 健康科学 / ヘルスプロモーション / 運動疫学 / metabolic syndrome
研究概要

本研究は、大学医学部附属病院の教職員40歳以上60歳未満を対象に、任意に行う運動だけではなく労働などを含む日常の身体活動(生活活動)が、Metabolic Syndrome(以下、MS)に及ぼす影響について追跡調査し検証することである
当該年度の内容:縦断的研究
2009年(ベースライン時)と2010年(1年後)とMS有無の比較およびMS関連因子について、調査・解析した。
【対象】2009年および2010年の6月に健診を受診した本学医学部及び附属病院の40~59歳のうち、服薬(血圧、血糖、コレステロール)中の者を除外した男性148名(平均年齢:47.5±4.9)、女性259名(平均年齢:46.5±4.4))。
【方法・解析】2009年と2010年とのMS有無についてx^2検定、MS診断基準の検査値(BMI,腹囲,血圧,血糖,血中脂質)および身体活動(運動・生活活動)量についてpaired t-testを男女別に行った(p<0.05)。
【結果・考察】ベースライン時と1年後とでは男女ともMS有無の有意差は見られなかった。
しかし、MS関連因子において、男性ではBMI,腹囲がベースライン時よりも1年後の方が有意に高く、HDL-C(mg/dl)は男女とも有意に低下していた。また、身体活動因子の運動量は男性ではベースライン時よりも1年後の方が1有意に高かった。この結果から、男女とも1年間でMS関連因子の悪化が示唆され、特に男性では顕著でありMS予防対策が重要と考える。今後、さらに縦断的研究を進めMS関連因子の経時変化をモニタリングしながら身体活動(運動・生活活動)がMSに及ぼす影響を検証する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] The relation between metabolic syndrome and the type of occupation2010

    • 著者名/発表者名
      平井一芳
    • 学会等名
      The 20th IUHPE World Conference on Health promotion
    • 発表場所
      Geneva, Switzerland
    • 年月日
      2010-07-12
  • [学会発表] メタボリックシンドロームと職種との関係-職場におけるメタボリックシンドロームの予防管理-2010

    • 著者名/発表者名
      平井一芳
    • 学会等名
      第83回日本産業衛生学会
    • 発表場所
      福井県福井市
    • 年月日
      2010-05-27

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi