研究課題/領域番号 |
21500649
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
川村 協平 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (60126646)
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研究分担者 |
佐藤 弘明 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40101472)
山内 太郎 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 准教授 (70345049)
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キーワード | 狩猟採集社会 / エスキモー / ライフスタイル / 健康 |
研究概要 |
平成22年度の科学研究費申請課題は、「狩猟採集社会に学ぶライフスタイルと健康」である。今年度はアフリカ熱帯多雨林の狩猟採集民の調査研究を予定していたが、調査予定地が雨期のあとに非常に荒れて車での走行が困難を極めるという情報を得た。これまでも道が悪く舟をチャーターして目的地まで行くことはあったが、さらに悪路になったという事は安全性にも問題が生じる。私の場合調査に出かけられる日程が限られていて、調査地までの移動にかかる日数が増す事は調査に大きな支障を生じる。 アフリカの狩猟採集民の調査と同様に調査を予定していたのがアラスカ州に住む狩猟採集民エスキモーである。調査地を変更して、平成22年9月16日~平成22年10月3日の期間、アメリカアラスカ州北極圏に位置するにエスキモーの調査研究のため出張した。 平成22年度の調査はエスキモーおよそ300名が暮らす北極圏のアナクツピック・パスという村に入って10日間滞在した。初めての調査地であり村の人々に調査をお願いするまでに数日要した。 調査は主として聞き取りによるもので、エスキモー約30名に生活の様子を調査した。また、彼らの食料となるカリブー(エルク)ハンティングやシープハンティングに同行し狩りのやり方を調査した。その結果、エスキモーの暮らしは狩猟採集が続けられているものの、日常生活の中には都会生活の様々な製品が流通し、日常的に文明化されたライフスタイルに変化し、それに伴って健康問題が表面化している傾向が見られた。
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