研究課題/領域番号 |
21500649
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
川村 恊平 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (60126646)
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研究分担者 |
佐藤 弘明 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40101472)
山内 太郎 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 准教授 (70345049)
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キーワード | 狩猟採集社会 / ライフスタイル / 健康 / 環境意識 |
研究概要 |
自然と深く関わって暮らす狩猟採集社会では子どもは遊びを通して生き抜くための知恵や技術を学ぶ。小集団で共同生活する狩猟採集生活は子どもたちにとって学校そのものであるといえる。狩猟採集社会のライフスタイルを観察し、ものや環境に関する意識を調査することによって、野外教育や環境教育、レクリエーション教育のもつ現代的意義と価値について考えることはきわめて意義深いと考えられる。 今回は、狩猟採集社会のライフスタイルと暮らしの中で大切にしているものが何かを調べる目的で、アメリカアラスカ州北極圏にあるアナクツビクパスというエスキモーの村で調査を行った。アナクツビクパスはフェアバンクスから約420km、ブルックス山脈北麓の扉国立公園内にある。人口は約320人でヌナミウト内陸エスキモーの村である.実施した調査期間は9月19日-30日の12日間であった。 今回の調査の目的は、エスキモーの人々は生きていく上で何を大切に考えているのかを知ることであり、調査にあたっては、エスキモーが生活の中で関わる自然や動物、生活に必要な道具や家族などイラストや写真を作成し、2枚ずつ組み合わせて、どちらが大切ですか?と尋ねる二者択一法を用いた。 調査の対象はエスキモーの村で暮らすエスキモーの小学生であった。調査は小学校の教室で、各クラスの担任の教員からの説明で実施した。また、エスキモーの狩猟採集について調査を行うために、カリブーハンティングに同行し、狩猟の方法やその年間捕獲数、その保存や消費についての聞き取り調査を行った。
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