研究課題/領域番号 |
21500654
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
徐 淑子 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (40304430)
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研究分担者 |
近藤 千春 藤田保健衛生大学, 医療衛生学部, 准教授 (60331576)
葛西 賢太 聖心女子大学, 文学部, 講師 (00281014)
野坂 祐子 大阪教育大学, 学校危機メンタルサポートセンター, 准教授 (20379324)
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キーワード | 薬物・アルコール依存症 / 若年者 / 初期介入 / 健康教育 / 社会医学 |
研究概要 |
当該年度は、主として以下の研究課題にとりくんだ。なお、研究課題1から4についても、以下の課題と平行し、継続的にとりくんだ。 研究課題5 当事者・実践者参加による健康教育素案画策(徐・近藤・葛西・野坂) 研究メンバー各自の過去の研究/実践の実績および本研究にて収集した諸外国での教育実践例を整理し、教育方法論および教育内容勘案、教材化/課題化の準備を進める。当事者参加の健康教育および教材提案に向け、活用する。 前年度までの研究の結果より、最終的に、以下のことを決定し、教材作成を行った。 1 教材の使用対象である「高ニーズ若年者」を、「薬物や酒の使用経験がある、または、使用に興味がある、または、家族に依存症をもつ者がいる、13歳以上の若年者」と位置づけた。 2 対象者が練習あるいは体験する技能・知識として、(1)健康と依存症について知ること、(2)じぶんじしんについて知ること、(3)安全な場所、信頼できる関係をつくること、(4)言語化練習とボキャブラリーの増大、(5)建設的な感情表明の練習、(6)自己開示の練習/自己開示の範囲を自身で決めること、(7)いくつかの選択肢から一つを選ぶ練習/可能性の吟味と自己決定の練習、(8)環境調整の練習=人間関係、じぶんのいごこちのよい場所、安全な場所づくりを設定した。 3 2に沿って、30のワークを作成した。一般生徒・児童にも適用可能なワークについては、注意書きとともにその旨を記した.ファシリテータマニュアルおよびファシリテータ向け関連資料集の草案を作成した.
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