研究課題
基盤研究(C)
ミカン科の生薬「呉茱萸」および沖縄在来柑橘「カーブチー」の精油成分による芳香刺激は、運動能力に影響せずに、用量依存的にマウス自発運動量を低下させた。本作用は鎮静効果が知られているラベンダー精油と同等以上であった。呉茱萸精油は拘束ストレスで上昇した血清コルチゾール値を顕著に低下させた。一方、カーブチー精油は、ベンゾジアゼピン受容体を介して、ペントバルビタール睡眠の導入短縮・睡眠延長効果を示した。上の結果から、呉茱萸精油およびカーブチー精油が嗅覚の刺激を介してリラックス作用を示すことが示唆された。
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Column香羅夢
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