研究課題/領域番号 |
21500672
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研究機関 | 中国学園大学 |
研究代表者 |
村上 淳 中国学園大学, 現代生活学部, 准教授 (40219895)
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研究分担者 |
森脇 晃義 中国学園大学, 現代生活学部, 教授 (10144742)
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キーワード | 小学校児童 / 学校給食 / 咀嚼回数 / 幼稚園児 / 咬合力 / 咬合接触圧バランス / 筋電位 / 学校健康教育 |
研究概要 |
(1)調査対象者(小学校児童)の諸情報の収集に関しては、前年度に引き続き児童を対象の給食時調査に対応した簡潔な心身健康度などに関する自記式調査票の作成を行った。前年度と同じ小学校の協力を得、咀嚼回数の増加を目指すカミカミ献立における調査研究を行うことができ、過去2年間を基盤にして、今後も継続して調査研究できる環境を整えた。 (2)新たに私たちの研究に理解・興味を持つ幼児教育機関が出たため、調査対象者(幼稚園児)の諸情報の収集が可能となり、主観的指標としての食事・咀嚼習慣等に関する調査と客観的指標としての給食摂取時の児の摂取状況の撮影による咀嚼回数等の確認、さらに咬頭嵌合位における咬合圧と咬合圧重心及び咬合接触圧バランスなどの測定、平常時および咬合時における咀嚼筋等の筋電位の変化、および体力指標としての握力等の測定を行うことができた。現在収集データを分析中である。これらの関連事象を小児で検討した研究は、この世代の健康教育、栄養教育に意義があるため引き続き研究・検討を行い、実践的な指導・教育に役立てるように研究内容を展開する予定である。 (3)3カ年で得られた小学校児童における咀嚼状況(咀嚼回数)等、食事・咀嚼習慣等について、学校給食を用いた食事内容の差異(献立内容の違い)における検討を行い、学校健康教育分野においての教育・指導に応用できるように継続研究を行う予定である。また、幼稚園児における同様のデータに加えて、咬頭嵌合位における咬合圧と咬合圧重心及び咬合接触圧バランスなどの測定値との状況を観察測定できたため、引き続き検討を行い、これらも幼小児の食・健康教育現場における教育実践にまで役立つ研究成果となるように引き続き研究を行っていく。
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