• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

心循環モニタリングを用いたストレス強度判定デバイスの開発と応用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500673
研究機関広島国際大学

研究代表者

原田 俊英  広島国際大学, 医療福祉学部, 教授 (60181020)

キーワードストレス強度 / 加速度脈波測定 / 自律神経機能 / パワー値 / 末梢血管モニタリング / 血管幅 / 静脈酸素化指標
研究概要

本研究に対する本学倫理委員会の承認が得られたインフォームドコンセント用の用紙を用いて、学生ボランティアの被験者を募集した。
また、富田隆博士作成の「ストレスチェック票」の改訂版を用いて、被験者の主観的ストレス強度を算定した。「アルテット・Cタイプ」測定による自律神経機能指標(LF, HF, LF/HF)や「アストリウムSU」測定による血管幅やVOI(静脈酸素化指標)をそれぞれ求めた。
インフォームドコンセントの得られた学生ボランティアを対象として静かで適温の研究室において、「改訂型ストレス強度チェック票」に解答してもらい、合計点を算定した。次いで、左手指で、「アストリウムSU」と「アルテット・Cタイプ」による測定を行った。この3つの一連の測定は、非ストレス期間とストレス期間とに行い、両者で比較検討している。すなわち「改訂型ストレス強度チェック票」での合計点、「アルテット・Cタイプ」測定による自律神経機能指標のパワー値や比率(低周波成分パワー値、高周波成分パワー値、その比率)や「アストリウムSU」測定による血管幅やVOI(静脈酸素化指標)値などのストレス期間と非ストレス期間での比較を行っている。
以上の結果から、特に、「アストリウムSU」測定による血管幅がストレスにより鋭敏に反応する傾向があることが判明しつつある。統計学的解析によるエビデンス構築のためには被験者をさらに増やして同様の検討を行う予定である。音楽療法前後のパラメータ変化については、なお被験者数が十分でなく、次年度も引きつづき検討をしてまいる所存である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 神経疾患と骨代謝2010

    • 著者名/発表者名
      石崎文子, 砂屋敷忠, 村田芳夫, 飯田忠行, 原田俊英, 小山矩
    • 雑誌名

      CLINICAL CALCITTM

      巻: 20 ページ: 59-67

    • 査読あり
  • [学会発表] 生命とリズム-自律神経症状と疾患-2011

    • 著者名/発表者名
      原田俊英
    • 学会等名
      第8回脳をみるシンポジウムin三原
    • 発表場所
      三原
    • 年月日
      2011-03-05
  • [学会発表] 心身障害者における歌謡曲を利用したカラオケによる音楽療法の効果~不安評価MASによる評価~2010

    • 著者名/発表者名
      石崎宏信, 石崎文子, 原田俊英
    • 学会等名
      第10回日本音楽療法学会学術大会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2010-09-26
  • [学会発表] 中高年女性における介護ストレスの心理学的,身体学的影響2010

    • 著者名/発表者名
      田村典子,石崎文子,池田ひろみ,青井聡美,近村千穂,原田俊英ら
    • 学会等名
      第52回日本老年医学会学術集会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2010-06-24
  • [学会発表] 高年女性における介護ストレスの心理学的,身体学的影響2010

    • 著者名/発表者名
      青井聡美, 石崎文子, 池田ひろみ, 原田俊英, 飯田忠行, 近村千穂, 田村典子, 塩川満久, 小山矩
    • 学会等名
      第52回日本老年医学会学術集会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2010-06-24

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi