研究課題
今日の日本社会において、家族をめぐる問題は複雑化で多様となり、虐待・暴力・殺人など危機的な状況も多く指摘されている。その打開のためには人や物にかかわる「家族生活」のトータルな支援・教育、地域のネットワークづくりが必要である。本研究は、学校教育のみならず社会教育まで含めた生涯学習としての「家族生活教育」のための「家族生活アドバイザー」講座を視野に入れたカリキュラム開発を行うことを目的とする。1. 先進事例(米国・台湾)における「家族生活教育」の実態と効果の解明のための調査研究にもとづく文献研究(資料の翻訳・分析と結果報告) 2. 日本における家族に関する相談業務の実態と課題の解明の調査研究:ニーズ質問紙調査の分析と結果報告 3. 日本における家族・家庭生活に関する資格の実態・課題の解明のためのヒアリング調査 4. 受講生に対する調査:実施の講座の検証と教材の再検討 5. シンポジウムとセミナーの開催(「日本家政学会家政学原論部会」とタイアップ)6. 「家族生活アドバイザー」本講座の実施(家政教育部会および教員研修とタイアップした公開講座の開催) 7. 研究会開催 8. 研究の総括・報告書の作成
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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上越教育大学研究紀要
巻: 32 ページ: 317-330
日本家政学会誌
巻: 62 ページ: 576