研究概要 |
■本研究はプロジェクトA;児童(小学生)を対象にした研究、B;幼児を対象にした研究、C;プログラム開発と検証の3つのプロジェクトで構成している。昨今の子どもたちの生活動作にみられる不器用さ、未熟さに焦点をあて、実態調査として保育現場や教育現場での活動上の困難さの特徴を明らかにしていくことをめざしている。また生活動作の発達のうち、日常の基本動作といわれる<書く>、<食べる>、<着る>、<描く>行為の発達過程を明らかにしていくことをめざしている。 ■平成21年度(初年度)は、プロジェクトA、Bを中心に実施した。児童の日常生活動作の発達のうち、<書く>の生活動作の発達とその特徴について、また幼稚園、保育所での幼児の生活動作の発達のうち<食べる>の生活動作の発達とその特徴について明らかにした。その一部は日本家政学会(2010年5月)にて発表する。 ■またプロジェクトCにむけた準備として、保育者への意識調査を実施し、保育上の困難さが生じるといわれる「気になる幼児や児童の行動特派」について整理、分析した。 ■平成22年度はプロジェクトA,Bとして、あらたに<着る、描く>に着目し、着替えや製作の時間を中心に調査する。さらにプロジェクトCにむけた幼児期から児童期への移行期に適したプログラム開発の予備調査を行う
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