2011 年度研究成果報告書

子ども虐待の発生予防:乳児に対する情緒応答性を高めるための研究

研究課題

研究課題/領域番号	21500709
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	補助金
応募区分	一般
研究分野	生活科学一般
研究機関	兵庫教育大学
研究代表者	松村京子 (MATSUMURA IMAI Kyoko) 兵庫教育大学, 大学院・連合学校教育学研究科, 教授 (40173877)
研究期間 (年度)	2009 – 2011
キーワード	情緒応答性 / 虐待発生予防 / 乳児 / 視線分析
研究概要	子ども虐待研究において,養育者の情緒応答性の重要性が指摘されている。本研究では,出産後2日目から生後4ヵ月目までの母親の乳児に対する応答性の変容を視線分析によって縦断的に明らかにし,応答性を高める方法を考察することを目的とした。その結果,乳児の社会的微笑の出現によって,母親はそれまで以上に乳児の顔を注視し,接触行動をより多く出現させることが明らかになった。そのことは,社会的微笑出現までの母親の低い応答性を高めるサポートが必要であることを示唆している。