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2010 年度 実績報告書

フットウェアの適合性評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21500730
研究機関信州大学

研究代表者

細谷 聡  信州大学, 繊維学部, 准教授 (40293500)

キーワードフットウェア / 歩行解析 / 筋電図 / 荷重点移動軌跡 / 床反力 / 着地衝撃
研究概要

平成22年度の研究では,安静時の衣服圧に対する生理的ストレス計測および着用感計測を中心に実施した。実験計測では、足部のインステップ囲付近に作用する締め付け圧と着衣快適性の関係を、生理的および心理的な計測から検討した。健常な成人男女18名を被験者とし、座位にてマジックテープ式バンドでインステップ囲付近に締めつけ圧を10~50gf/cm2の範囲で10gf/cm2ずつ段階的に作用させ、その時の心電図計測による生理的ストレス評価および着衣快適感(締め付け感)評価を行なった。その結果、インステップ囲付近に作用する締めつけ圧が20gf/cm2の時、着衣快適性が最も高いことが明らかとなった。このことから、着衣快適性に富む靴下設計で一つの指標となる可能性が示唆された。さらに、今回用いた生理的ストレス計測は、フットウェアの適合性評価手法として有効であることが明らかとなった。
一方、パンティストッキング(以下パンストとする)を用いた着衣快適性評価においては靴や靴下よりも皮膚をカバーする面積が大きいという特徴を踏まえながら、靴下を用いた実験と同じ計測項目で実施した。被験者数は女性20名とし、実験に使用するパンストは通常タイプ、衣服圧が脚全体に比較的高圧なタイプ、膝下のみ比較的高圧なタイプの3種類用意した。結果として、足首は40gf/cm2程度,ふくらはぎは30gf/cm2程度,膝,太ももは10gf/cm2程度の衣服圧が適度であることが明らかとなった。このことから、着衣快適性に富むパンスト設計で一つの指標となる可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] インステップ囲付近に作用する締め付け圧が生理心理的な着衣快適性に及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      細谷聡、佐藤雅人
    • 雑誌名

      靴の医学

      巻: 24 ページ: 35-39

    • 査読あり
  • [学会発表] インステップ囲付近に作用する衣服圧か生理心理的な着衣快適性に及ぼす影響2010

    • 著者名/発表者名
      細谷聡、佐藤雅人
    • 学会等名
      第24回日本靴医学会
    • 発表場所
      仙台市産業・情報プラザ
    • 年月日
      2010-09-18
  • [学会発表] 靴の足囲サイズと歩行動作の関係に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      林亮誠、細谷聡
    • 学会等名
      第24回日本靴医学会
    • 発表場所
      仙台市産業・情報プラザ
    • 年月日
      2010-09-17

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公開日: 2012-07-19  

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