研究課題/領域番号 |
21500733
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
妹尾 理子 香川大学, 教育学部, 准教授 (20405096)
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研究分担者 |
大原 一興 横浜国立大学, 大学院・都市イノベーション研究院, 教授 (10194268)
小林 文香 広島女学院大学, 生活科学部, 准教授 (80389808)
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キーワード | 住教育 / 家庭科 / 教材開発 / 住環境教育 / 環境問題 / 高齢者 / 持続可能な社会 |
研究概要 |
東日本大震災後の日本社会においては、コミュニティの再生や人と人とのつながり・支え合いo重要性が再認識されている。また、深刻な原発事故によってエネルギー問題も切迫した状況となっており、深刻化する環境問題に対応した環境教育の重要性も高まっている。現代の重要課題であう持続可能な社会づくりの視点から市民ひとりひとりが主体的に共生・共同の住まい方や住環境づくりに参画していくことは重要であり、その実現のために子どもから成人までのすべての人々が、共生・共同の住まい方や住環境づくりの意義や意味を理解し、課題解決に向けてそれぞれが倫理感を持って自己の行動を問い、科学的知見に基づいた行動を実践することが求められる。 本研究では、生活の質的向上をめざし、共生・共同の視点から住まい方や住環境づくりに参画できる主体を育てる教育手法と内容の確立を目的として研究を行った。本年度は最終年度であるため、実践研究だけでなく成果発表としての取り組みも行った。主な研究内容は以下のとおりである。 1.共生・共同の住まい方・住環境づくりの現状を把握するため、国内外の先進事例の調査を行った。 2.学校および社会教育の現状を把握するため教育に関する事例収集を行い、収集した事例について検討をおこなった。 3.大学生の住教育に関する基礎的事項の理解度について実態調査を行い考察した。 4.家庭科における住教育の教材を開発し、実践・有効性の検討を行い学会等で発表した。 5.これまでの研究成果をもとに教師対象の講習会等で講義を行い、参加者アンケートや聞き取り調査により、その効果の検証を行った。 6.高齢者を対象とした共同住宅づくりに関する研究として、視察および実践者の聞き取り調査を行った。
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