• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

生活管理の視点からみた収納様式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500743
研究機関京都ノートルダム女子大学

研究代表者

中村 久美  京都ノートルダム女子大学, 生活福祉文化学部, 教授 (80240860)

キーワード収納 / 生活管理 / 住洋式 / 納戸 / 住生活
研究概要

平成21年度調査の成果のうち、「モノの出納と生活管理の状況」にひきつづき、調査のもうひとつの柱であった「集中収納空間としての納戸とその使われ方の実態と評価」について、質問紙調査回答者への追跡調査(インタヴューおよび観察)を加え、さらなる分析をした結果、納戸の保有率は83%と極めて高いこと、その空間特性として、当初から設置されている納戸は、4畳未満の小間中心、約2割の居室を転用した納戸は6畳以上のものが多く、大多数が寝室近くや屋根裏などの寝室圏に設置されていることが明らかになった。さらに使われ方は納戸1室の場合、季節用品や非日常品の収納が多いが、ストックを含む日用品収納、更衣機能を含む衣類収納と、これらを複合した機能をもつものがあり多様であること、納戸2室の場合は、2室とも「非日常品」収納として使う場合と、「非日常品」と「日用品」収納に使い分ける場合、大きく2つに分かれることが明らかになった。空間条件として、機能(収納品)に対応する住宅における位置どりと、収納品への生活管理行為の重要性を指摘できる。さらに日用品の収納や、非日常品と不用品などの異種のものの分類収納のために、作りつけの棚など、納戸内に分類収納のための空間的なしかけが必要である。なお、以上の調査分析と併行して、住宅メーカー側の収納空間のデザインの取組状況として、プレハブ住宅メーカー20社の企画住宅カタログの分析、京都市内に供給されている建売住宅の動向として、2010年1月から2月の新聞折込広告に掲載された分譲住宅137件の平面分析を行なった。本年度末には最終年度初めに実施する集合住宅を対象とする住み方調査の調査票の作成、調査対象の選定作業にとりかかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 生活管理の視点からみた収納様式に関する研究-モノの出納と管理の状況2011

    • 著者名/発表者名
      中村久美
    • 雑誌名

      日本家政学雑誌

      巻: Vol.62 No.5(掲載決定)

    • 査読あり
  • [学会発表] 生活管理の視点からみた収納様式に関する研究-モノの出納と管理の状況2010

    • 著者名/発表者名
      中村久美
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2010-09-09
  • [学会発表] 生活管理の視点からみた収納様式に関する研究-モノの出納と管理の状況2010

    • 著者名/発表者名
      中村久美
    • 学会等名
      日本家政学会大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2010-05-30

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi