C57BL/6マウスを用い高リン(1.5%Pi)食を摂取させ、リン誘導性骨代謝異常マウスを作製した。このマウスに経口的にコラーゲンペプチドを摂取させ、骨代謝を調べた。その結果、経口摂取されたコラーゲンペプチド(特にプロリルヒドロキシプロリンなど)の骨代謝改善効果を見いだし、特に破骨細胞に対する効果が著しいことを見いだした。 DBA-1マウスを用い抗II型コラーゲン抗体を投与して、関節リウマチモデルマウスを作製した。このマウスに経口的に薬用植物サラシアを摂取させ、関節の形態を調べた。その結果、経口摂取されたサラシアは、リウマチ関節を改善することを見いだした。 次年度はこれらの実験の組織サンプルを用い、骨軟骨組織やカルシウム代謝に重要な組織についてDNAマイクロアレイ解析法によりにゲノミクス解析の準備をすすめ、その作用メカニズムをおよび因果関係を明らかにする。
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