研究課題
In vitroにおけるイソフラボン(ゲニステイン、ダイゼイン、エクオール)のエストロゲン受容体に対する転写活性化能、受容体への結合能の検討を行いこれらのイソフラボンにはエストロゲン受容体に結合してエストロゲン活性を惹起しうることを明らかにした。In vitroにおいてイソフラボンが確かにエストロゲン受容体に結合して、エストロゲン依存性の標的遺伝子の発現調節を行う可能性を明らかにした重要な知見が得られた。またin vivoにおいては一般住人における随時尿中エクオールの測定を行いエクオール産生者の頻度調査の先鞭をつけた。今後測定法を統一してエクオール産生者の実態を明らかにする道筋をつけた研究である。また肥満患者においてsoy負荷をした上での尿中エクオール測定によってエクオール産生者の調査を行ったが肥満者におけるエクオール産生者は約30%と一般人における約50%と比して低い傾向にあることが明らかになった。腸内細菌叢の相違(エクオール産生者、非産生者)が肥満および関連疾患との関係を明らかにする基盤を作成した。
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