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2011 年度 実績報告書

接続された実験による物理教育方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500830
研究機関福井大学

研究代表者

田村 圭介  福井大学, 医学部, 教授 (30212046)

研究分担者 大垣内 多徳  福井大学, 医学部附属病院, 講師 (70291375)
内田 聡子  福井大学, 医学部, 助教 (60334843)
キーワード物理教育 / 演示実験 / 公開講座 / 放射線
研究概要

本研究は実験に基づいた物理教育方法を開発することが目的である。本研究グループは大学での物理教育を担当しており、実習はもとより講義での実験を重視している。自然科学の学習を机上で終始すると、多くの学生は「現実」と遊離した「勉強」をする。学習の各過程で「現実」の現象を、実験を通して「見る」ことは、自然科学の本来の姿であると考える。
本研究グループは主要テーマ「力と運動」「エネルギー」「波動」「電気と磁気」「原子と物質」ごとに、基本法則とその応用例を示す実験プログラムおよび装置を開発してきている。実験を体系化し、首尾一貫した実験に根ざした物理教育を目指している。
平成22年度は,「エネルギー」をテーマとする実験として大型凹面鏡を作成した。また、「光」の性質を利用したホログラムを作るための方法を確立した。さらに、二酸化炭素をテーマとする実験群の開発を開始した。
開発した実験は大学での物理教育のみならず周辺地域を対象とした公開講座にも供している。平成23年度は、10回の公開講座を実施し308名程度の参加者を得た。参加者には小学生から高校生、保護者および教育関係者が含まれている。このような活動は、ひとつ地域への貢献に閉じず、本研究の成果を広い年齢層を対象に試すための機会である。子供の感想、成人からの指摘、得難いアイデアを収得することができる。さらに、このような活動を通して形成される人間関係は本研究グループを新しい段階へと導いてくれるものである。
福島原子力発電所の事故および放射性物質による汚染について情報収集・分析をおこなうとともに,「放射線」に関する実験を整備し,講義や公開講座に適用した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 新指導要領に即した「放射線の性質とその利用」の授業実践2011

    • 著者名/発表者名
      小鍛冶優, 田村圭介, 伊佐公男, 橋場隆
    • 雑誌名

      応用物理教育

      巻: 35巻 ページ: 51-57

    • URL

      http://ci.nii.ac.jp/naid/10029240050

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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