1.教材提示用脳機能マップの開発 人間の持つフィードバック制御機能に関して、関西医科大学の山田久夫教授の助言に基づき「生理学」の内容に基づき教材提示用脳機能マップの製作を行った。人体の機能の中で、バランス制御の仕組みについてイメージでできるようにするため、耳の三半規管の仕組みや傾き検知等の図示化を試みたが、神経伝達、脳による判断等を正確にわかりやすく表現することにやや問題があるため、現在修正中である。 2.教材用ヒューマノイドロボットの開発 教材用ヒューマノイドロボットを開発した。プログラムによるロボットの歩行動作は可能となったが、歩行バランスの傾きの検出に加速度センサーを利用したものを試作した。ところが、加速度センサーでは瞬間的な傾き等は検出できるが、姿勢の状態についての情報が得られないため現在制御基板を修正中である。 3.22年度の取り組み 本年度は、姿勢制御ができるヒューマノイドロボットを完成させ、中学校教員と具体的な授業プランを相談し実践する予定である。
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