• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

安全で楽しい理科実験の授業ができる教員の養成に有用な化学実験教材の開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 21500870
研究機関愛知教育大学

研究代表者

戸谷 義明  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30180186)

キーワード科学教育 / 実験・観察
研究概要

本研究では、安全に楽しい理科実験の授業ができる有為な教員を養成するために、以下の内容を行うことを目的とする。
1)演示するための学習や予備実験の過程で学生が化学の知識や実験技術を習得することができ、かつ、教育現場などで理科の授業に実際に使用される、汎用性のある有用な化学実験教材とその演示法を開発。教材は実際に使用されてこそ意味がある!
2)開発した教材による出前化学実験を、授業の一環であるサービス・ラーニングとして実践。
3)実践と改良を繰り返し、最終的な実験演示方法を、化学教材のマニュアルとして出版し、広く公表、教育現場に配付する。
以上の結果、教員養成のための教育としての出前実践を通じ、受講・体験者に理科実験を経験する機会を提供し、出前実践のために開発した化学教材実験・演示法を公表する。これにより、現場教員の教科指導力の向上、最終的には理科好きの児童・生徒・大人を育むことに貢献する。
2009年度は12回(日)の出前等による化学実験の実践を行った。受講・体験者の総数は753名以上、参加学生は延べ69名に上る。以上の実践により、これまでに開発、実践してきた化学実験教材(化学マジック、お菓子作り化学実験、生物発光実験)の改良には、ほぼ目処が付いた。ちなみに、お菓子作り化学実験として、筆者が開発・監修したラムネ菓子、グミキャンディーの実験法が、中日新聞「おもしろ実験室」で紹介された(8月30日、1月31日)。今後、確立した実験法の点検、および新たな教材実験の追加開発のために出前実践を行い、実験法の詳細マニュアル、演示・指導用のプレゼンテーション資料、および実践例のシナリオと映像を作成し、化学実験教材実験集としての完成を目指す。特に、完成度の高い実験法(密閉爆発-ロケット&爆発する炎&アルコール鉄砲)は論文として公表する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] サービス・ラーニングによる出前化学実験の実践2010

    • 著者名/発表者名
      戸谷義明
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 59 (自然科学編)

      ページ: 33-42

  • [学会発表] サービス・ラーニングによる出前化学実験の実践2009

    • 著者名/発表者名
      戸谷義明
    • 学会等名
      日本理科教育学会第59回全国大会
    • 発表場所
      宮城教育大学 (仙台市)
    • 年月日
      2009-08-18
  • [学会発表] ウミホタルルシフェリン大量合成法の確立, および新規ウミホタルルシフェリン誘導体の合成と発光能の評価2009

    • 著者名/発表者名
      戸谷義明
    • 学会等名
      生物発光化学発光研究会第26回学術講演会
    • 発表場所
      電気通信大学 (調布市)
    • 年月日
      2009-06-06

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi