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2010 年度 実績報告書

安全で楽しい理科実験の授業ができる教員の養成に有用な化学実験教材の開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 21500870
研究機関愛知教育大学

研究代表者

戸谷 義明  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30180186)

キーワード科学教育 / 実験・観察
研究概要

本研究では、安全に楽しい理科実験の授業ができる有為な教員を養成するために、以下の内容を行うことを目的とする。
1)演示するための学習や予備実験の過程で学生が化学の知識や実験技術を習得することができ、かつ、教育現場などで理科の授業に実際に使用される、汎用性のある有用な化学実験教材とその演示法を開発。教材は実際に使用されてこそ意味がある!
2)開発した教材による出前化学実験を、大学の授業であるサービス・ラーニングとして実践。
3)実践と改良を繰り返し、最終的な実験演示方法を、化学実験教材実験集として出版し、広く公表、教育現場に配付する。
以上の結果、教員養成のための教育としての出前実践を通じ、受講・体験者に理科実験を経験する機会を提供し、出前実践用に開発した化学教材実験・演示法を公表する。これにより、現場教員の教科指導力の向上、最終的には理科好きの児童・生徒・大人を育むことに貢献する。
2010年度は11回(日)の出前等による化学実験の実践を行った。受講・体験者の総数は1526名以上、参加学生は延べ70名に上る。そのうち2回の実践の様子はケーブルテレビで放映された。大きな成果は、化学マジックショーのサイエンスアゴラ2010への出展が採択され披露したこと、および2006年度から2010年度までの実践をまとめた報告書が国立科学博物館の平成22年度「野依科学奨励賞」<学校教員・科学教育指導者の部>を受賞したことである。化学マジックの演示・実験法の改良は愛知教育大学の研究報告に発表した。完成度の高い実験法(「密閉爆発-ロケット&爆発する炎&アルコール鉄砲」、本年度開発した「ニッケル忍者の木の葉隠れの術」)は学会発表、または論文として公表する予定である。最終年度は、実験法の詳細マニュアル、演示・指導用のプレゼンテーション資料、および実践例のシナリオと映像を含む化学実験教材実験集を完成させたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 出前化学実験で演示される化学マジック実験の実験法と演示法の改良2011

    • 著者名/発表者名
      戸谷義明
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告

      巻: 60 ページ: 45-55

  • [学会発表] SSH事業指定校への生物発光実験の出前実践とその効果の検証2010

    • 著者名/発表者名
      戸谷義明
    • 学会等名
      日本理科教育学会第60回全国大会
    • 発表場所
      山梨大学(甲府市)
    • 年月日
      2010-08-08

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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