研究概要 |
学習における学習者の視覚認知の特性について同定し、VDT作業画面の視覚認知を構成する諸要因について、画面構成要因の各種パラメータを、実験的に相対比較し、各パラメータ間にある、連携的協調性、視覚的、幾何構成的連携性について学習効率との関係において比較した。そして各種学習者の認定特性に適した、画面構成要因間の視的特性の計画的配置設計を教材の視覚要因(文字、空間、図、図の特徴、グラフ、グラフの種類)を大きさと配置特性を重層的に比較できる実験を創案し、多学齢の被験者への認知実験、記憶実証実験、配置設計実験などによって、視印象と認知得特性、実際の記憶、記憶アチーブメントとの相関関係を、比較する実験を行い、統計的に分析した。これらの成果は国際学会(E-Learn2009,Site2010)で発表し、いくつもの研究発表として着実な成果を上げた。まず文字については適切な大きさと配置についての学齢による認知の違いがある部分とない部分があることを学齢差に基づいて分析している。色彩についてもある程度の比較ができているがこれはまだ完成していない。これらについては今後さらなる研究の進展が期待される。またさらなる研究課題も浮上しており、こんごさらなる研究の方向、実験パラダイムの再構成を模索している段階である。
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