研究概要 |
本研究では,無線センサデバイスを利用して動きを伴う学習を支援することを目指し,その基礎的研究として,学習者が動作を行うとどのような動作情報が取得できるかを探るため,動作モニタ環境を構築し,動作情報を取得・集約する.取得した動作情報を解析し,それらがどのような身体の動きを表しているかその動きをとらえる手法を検討提案する. ここでは,センサにより動きを詳細にとらえることではなく,センサデータの特徴的部分をとらえることにより,該当する動作や位置がある程度判断できるかどうかを見極める. 今年度は,センサ情報を取得し視覚化するための動作モニタ環境を試作した.試作しているシステムでは,いくつかの基本的な動作につい暫定的にセンデータの閾値を設定し,その閾値をもとに該当する動作があったかどうかを判断する.そして動作があった場合には,相当する動作をTVML(TV Proram Making Languge)により作成したキャラクタにより視覚化する.試作システム用いて動作実験を行った結果,暫定的に設定した閾値が該当する動きがあったと判断する目安となることがわかるとともに,その結果をもとに動作を視覚化することができた。
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