研究概要 |
本研究では,無線センサデバイスを利用して動作・反応の習熟を目とる活動を支援するための基礎的研究として,人の基本的動きや位置に関する情報をどのように取得するか,そして取得できる場合どのようなデータがどの程度取得できるかを探っている ここでは,センサにより動きを詳細にとらえることではなく,センサデータの特徴的な部分をとらえることにより,該当する動作や位置がある程度判断できるかどうかを見極める 昨年度はその場での基本的な動作を対象とした.次の段階として,今年度は,室内で指示されたある特定の場所への移動や,近くの物を取るなどの動きについて,超音波距離センサや近接赤界線距離センサ,赤外線リモコン受信モジュール等を用いて動作モニタシステムを試作し,情報を取得する方法と,その方法によりどの程度の情報が取得できるかを探った 動作実験の結果,室内のある特定の場所へづいていることや物体に手を近づけている動きに対して,該当する動きの有無を判定することかでさた.また,赤外線リモコンモジュールおよび赤外線マーカユニットを用いてマーカIDのデータを取得できたことから,個人の誠別化に関する可能性を見出すことができた.個人の識別が可能になることにより,ユーザのおおよそのをつかみ,ユーザの位置や状況に応じて情報を提示することやフィードバックを与えることが期待できる
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