研究課題/領域番号 |
21500900
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
隅谷 孝洋 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90231381)
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研究分担者 |
山川 修 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (90230325)
安武 公一 広島大学, 社会科学研究科, 講師 (80263664)
井上 仁 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 准教授 (70232551)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 助教 (70304764)
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キーワード | コース管理システム / 学生トラッキングデータ / Moodle / R / 授業可視化 / 授業改善 |
研究概要 |
本研究の目的は、CMS(コース・マネージメント・システム/授業運営支援システム)から発生する大量の学習データの可視化を日常の授業で利用可能とするための授業可視化プラットフォームを構築し、プラットフォームを共有する教員間の情報共有を促進することである。 そのため、オープンソースのコース管理システムであるmoodleのブロックモジュールとして、本可視化プラットフォームを作成した。可視化のエンジンとしてはこれもオープンソースのデータ解析言語であるRを用いた。本システムの主な開発部分は、LMSからのデータ輸入を行うデータベースモジュールと、可視化モジュールを管理する部分である。可視化モジュールは、Rのスクリプトとして作成するが、本システムでは、Moodleのデータベースに蓄積した学習データを、セキュリティを考慮してアクセス可能な部分だけを抽出、Rスクリプトで取り扱える形に変換して可視化モジュールへ渡す部分を作成した。 教員間の情報共有を促進するためのコミュニティ作りに関しては、まだシステムが公開できる段階に至っていないために、大きくは進んでいないが、教育データ分析に関する研究会の開催などが共同研究者を中心として進みつつある。 可視化モジュール、すなわち授業の可視化そのものに関しては、いくつかのものを作成した。コース管理システムへのログイン情報、オンラインテストの点数、掲示板データ可視化のモジュールを作成した。また、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の交友関係を元にしたネットワークの分析も行った。
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