研究課題
本研究では、「3種の知識による情報モラル指導法」をベースとして、問題解決力と同時に情意的な納得感をもって態度変容を促すために、ゲーミング・シミュレーション手法を活用した情報モラル指導法の定式化を図ることを目的に研究を進めている。平成22年度までに、情報発信者、情報受信者として意思決定した際に生じる相手からの反応や社会的な評価及び制裁について対話モデルを構築するために必要となる要素を分析し、調査を実施している。そして、「3種の知識による情報モラルの指導法」をベースとして、対話モデルを検討して、情報モラルに関する問題解決力と共に役割取得能力の育成や、全体の調和を考えて物事を判断する見方・考え方を習得させることのできる指導モデルを構築し、教材を設計した。また、学習者の態度変容を測定するための手法を検討し、評価方法を確立した。(1)前年までに開発した教材を活用して授業実践を行い、これまでに検討した手法を活用して態度変容に関する評価を行い、教材の効果を検討した。(2)これまでの成果を基に、情報モラルに関する望ましい態度を育成するための学習支援システムを開発・実践を行い、学習者の履歴に基づいて、教材の構成方法をモデル化した。(6)授業実践を行い評価・改善を図り、e-learning教材化した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
江戸川大学紀要「情報と社会」
巻: 22 ページ: 11-20
シミュレーション&ゲーミング
巻: 21(1) ページ: 69-75
Global Learn Asia Pacific 2011, Association for the Advancement of Computing in Education
ページ: 814-822