研究概要 |
今年度は,学習者インタフェースの検討,プログラムの可視化に必要なデータ構造と可視化方法の検討を行った. 学習者インタフェース(学習者に表示する画面)の検討を行い,次のように構成することにした.(1)ソースプログラム表示部,(2)アプレット表示部,(3)実行メソッド表示部,(4)フローチャート表示部,(5)トレースボタン表示部,(6)変数表示部. プログラムの可視化に必要なデータを検討した結果,次のようなデータを生成することにした.(1)スケジュールデータ,(2)実行メソッドデータ. 上記の2つのデータを使用して,可視化する以下に示す方法の検討を行った.(1)実行中のアプレットの可視化,(2)メソッド内の変数の値と処理手順の可視化,(3)フローチャートの表示,(4)実行中のソースコードの表示. 逐次実行型のプログラムをトレース可能なシステムは,存在するが,本研究のように,イベントドリブン型のプログラムがトレース可能になれば,Java以外の言語のトレース機能にも適用可能と考えている.
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