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2010 年度 実績報告書

共有情報自律生成機能を有する教育コミュニティシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500910
研究機関金沢工業大学

研究代表者

中沢 実  金沢工業大学, 情報学部, 准教授 (80288266)

研究分担者 山本 敏幸  関西大学, 教育推進部, 教授 (50367439)
キーワードコミュニティ / ポートフォリオ / P2P / 動画像 / ソーシャルタグ / コンテンツ
研究概要

近年,教育分野において,これまでの講義内容の片方向的な公開を行い,議論する余地があまりない環境は望まれておらず,学習者が教授者と同じ立場で積極的に講義に参加することが可能なシステムが望まれてきている.そこで,本研究では,知識の蓄積・流通・循環を支援することができ,学習者が生涯にわたって,利用可能なコミュニティシステムの作成を目的としている.
平成22年度までにおいては,大学院におけるポートフォリオインテリジェンスシステムを活用して,講義・演習中におけて,「個」としてのポートフォリオの作成機能を実現し,東京虎ノ門キャンパスの全大学院生に対して,その活用を実施した.また,カメラ画像などの動画像をもシステム中に取り込み,アクセス権限の設定までをも可能するシステムを構築運用した.さらに,講義・実習における情報共有の構築を支援するために,本研究で提案しているように共有情報機能付きの教育コミュニティシステムの構築を行い,一部実施も行った.その結果として,教育・修学目標の共有化や学修能力の蓄積と流通の促進が可能となってきた.また,関西大学の山本教授の元で双方向型教育コンテンツのあり方と実施と評価方法について検討会や一部試作を実施して頂いた.
また,上記の成果において,明らかになっていた教授者・学習者や,学習者相互のコミュニティの創発が生じづらい環境と創発が生じる環境が存在することが明らかとなってきた.システム構築に関して,教育ベースのe-ポートフォリオ機能とコミュニティシステム(学習者がe-ポートフォリオ中に残す修学コンテンツに対して,ソーシャルブックマーク機能にて実現済み)は完成している.本システムを用いて東京虎ノ門キャンパスにおける知的創造システム専攻やビジネスアーキテクト専攻での本格運用を継続し評価を取得する.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 教育の実質化を目指すKITポートフォリオインテリジェンス2010

    • 著者名/発表者名
      中沢実
    • 雑誌名

      私情教・ICT利用による教育改善研究発表会

      巻: No.1 ページ: 114-115

    • 査読あり
  • [雑誌論文] How to Implement Assessment Methods for e-Portfolio2010

    • 著者名/発表者名
      T.Yamamoto, M.Nakazawa
    • 雑誌名

      2010-World Conference on Educational Multimedia, Hypermedia & Telecommunications

      巻: 1(Online)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] KIT Portfolio Intelligence : The quality control in academic advising as well as FD is a part of e-Portfolio Enterprise2010

    • 著者名/発表者名
      M.Nakazawa
    • 雑誌名

      PNC2010 Annual Conference

      巻: 1(Online)

    • 査読あり
  • [学会発表] Learning Effectiveness by Learner Types in Desire2Learn ePortfolio2010

    • 著者名/発表者名
      T.Yamamoto, M.Nakazawa
    • 学会等名
      Desire2Learn User Conference (Fusion2010)
    • 発表場所
      シカゴ・アメリカ
    • 年月日
      2010-07-15

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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