本研究の目的は、リーディングにおける教授法で同じトピックの読み物を継続的に読んでいく方法(以下Narrow Reading ; Krashen, 1981)が効果的であることを脳科学的に検証し、今後さらに新しい教授法開発へと発展させることである。 目的達成のため、日本人英語学習者を対象に、一定期間トピックを限定してリーディング指導を行い、その効果を内容の理解度および光トポグラフィによる脳活性状態の観測をした結果、Narrow Readingを利用した教授法は、いずれの学習者においても効果的であることが脳科学からの知見が得られた。
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