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2011 年度 実績報告書

理学療法・作業療法教育のための客観的臨床能力試験(OSCE)

研究課題

研究課題/領域番号 21500913
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

金田 嘉清  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 教授 (50387669)

研究分担者 河野 光伸  岐阜保健短期大学, リハビリテーション学科, 教授 (70269512)
櫻井 宏明  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 准教授 (90387704)
キーワード療法士教育 / 学生評価 / 臨床能力 / OSCE
研究概要

本研究の意義は、理学療法士・作業療法士における臨床能力評価の基準を確立することである。そして、本研究の目的は、OSCE成績と学内成績、臨地実習成績の関連性を明らかにすることである。対象は、平成19年4月に入学し平成23年3月に卒業した本学科の理学療法専攻46名、作業療法専攻43名であった。検討方法は、OSCE成績(レベル1、レベル2、レベル3)、学内成績(1年、2年、3年)、臨地実習成績(初期体験実習、臨床実習、応用臨地実習)を得点率として求め、Spearmanの順位相関にて各成績の関係を検討した。結果は、学内成績同士ならびに臨地実習成績同士の組合せでは有意な相関関係がみられ、OSCE成績同士の関係では高い組合せと低い組合せがみられた。学内成績とOSCE成績との関係では、3年次(OSCEレベル2)までは有意な関係がみられたが、臨床応用力が必要な4年次(OSCEレベル3)には有意な関係がみられなかった。OSCE成績と臨地実習成績との関係では、相関関係が低い組合せが多かった。以上のことから、臨床と教育の指導内容に統一性を考慮したOSCEの導入の見直しが必要であると示唆された。今後は,OSCE評価の信頼性,妥当性をさらに高める上で,評価者間の一致度の検証を引き続き行い、OSCE評価シートを改良し更新していく.また,学生教育,新人療法士の臨床教育だけではなく,中堅理学療法士・作業療法士が学生,新人療法士を臨床教育する上での臨床技術の標準化を進めていきたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 客観的臨床能力試験(OSCE)における学生の到達度評価2012

    • 著者名/発表者名
      櫻井宏明
    • 雑誌名

      リハビリテーション教育研究

      巻: 17 ページ: 16-17

    • 査読あり
  • [学会発表] 藤田保健衛生大学で実践しているOSCEの概略2012

    • 著者名/発表者名
      櫻井宏明、金田嘉清
    • 学会等名
      全国理学療法士・作業療法士連絡協議会平成23年度研修会
    • 年月日
      20120300
  • [学会発表] 臨床実習における客観的臨床能力試験(OSCE)の重要性2012

    • 著者名/発表者名
      櫻井宏明
    • 学会等名
      クリニカルクラークシップ研究会第4回研修会シンポジウム
    • 年月日
      20120200
  • [学会発表] 客観的臨床能力試験(OSCE)における学生の到達度評価2011

    • 著者名/発表者名
      櫻井宏明
    • 学会等名
      第24回教員研究大会・教員研修会
    • 年月日
      20110000

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公開日: 2013-06-26  

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