研究概要 |
本研究の意義は,療法士における臨床能力評価の基準を確立することである.学内成績同士ならびに臨地実習成績同士の組合せでは有意な相関関係がみられ, OSCE同士の関係では高い組合せと低い組合せがみられた.学内成績とOSCE成績との関係では, 3年次(OSCEレベル2)までは有意な相関関係がみられたが,応用力が必要な4年次(OSCEレベル3)には有意な関係がみられなかった. OSCE成績と臨地実習成績との関係では,相関関係が低い組合せが多かった.臨床と教育の指導内容に統一性を考慮したOSCEの導入の見直しが必要であると示唆された.
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