研究課題/領域番号 |
21500919
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研究機関 | 園田学園女子大学 |
研究代表者 |
堀田 博史 園田学園女子大学, 未来デザイン学部, 教授 (60300349)
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研究分担者 |
松河 秀哉 大阪大学, 大学教育実践センター, 助教 (50379111)
森田 健宏 夙川学院短期大学, 短期大学部, 准教授 (30309017)
松山 由美子 四天王寺大学, 短期大学部, 講師 (90322619)
村上 涼 四国大学, 生活科学部, 講師 (10412389)
吉崎 弘一 秋田大学, 総合情報処理センター, 准教授 (10351785)
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キーワード | 教育工学 / 幼児教育 / カリキュラム / 教授法 / メディア活用 |
研究概要 |
本研究の目的は,体系的に保育でのメディア活用を学ぶ教育方法と技術に関するカリキュラムを開発することである。平成21年度は、保育でのメディア活用をカリキュラムに組み入れて実践する幼稚園・保育所を以下のとおり調査して、ガイドラインの枠組みを作成した。 (1)全国の幼稚園Webサイトの発信情報調査では、40園87ページで保育でのメディア利用の情報発信がされていた。(2)全国の幼稚園・保育所を無作為に抽出した質問紙調査では、保育所1,034園中245件、幼稚園993園中226件の有効回答を得た。幼稚園・保育所ともに、オーディオ教材、デジタルカメラ、ビデオ・DVD教材の順で、保育の内容を充実させるひとつとして活用されていた。またメディア利用で育つことが期待できる内容は、保育所では保育士等と一緒に歌ったり、手遊びしたり、リズムに合わせて体を動かしたりして遊ぶ(表現)、幼稚園では絵本や物語などに親しみ、興味を持って聞き、想像をする楽しさを味わう(言葉)、様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む(健康)が上位であった(詳細は、日本保育学会第63回大会で発表)。(3)メディア活用を積極的に行っている7つの幼稚園・保育所(函館市立はこだて幼稚園、杉並区こども発達センター、(社)翠福祉会みどり保育園、(学)玄海学園貝塚幼稚園、千早赤阪村立こごせ幼稚園、(学)荘山学園三葉幼稚園、豊里幼稚園、神戸市立岩岡幼稚園、笠松幼稚園)を訪問調査して、実施カリキュラム等の資料収集を行った。また、既に保育でのメディア活用に類するガイドラインが作成されているアメリカの全米幼児教育協会にヒアリング調査を行い、ガイドライン作成の経緯などの情報を収集した。
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