研究課題/領域番号 |
21500926
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西岡 貞一 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 教授 (60436285)
|
研究分担者 |
金 尚泰 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 准教授 (30400659)
鈴木 佳苗 筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 准教授 (60334570)
|
キーワード | メディア教育 / ワークショップ / 映像教材 / 映画制作ワークショップ / シネマワークショップ / 中学生 |
研究概要 |
映像制作ワークショップ普及のためには、実施手順のモデル化やワークショップに使用する教材やツールの制作、そしてワークショップの進行役であるファシリテータの育成等が必要である。これら一連の環境整備を映像制作ワークショップのパッケージ化と呼び、我々はその一つである教材開発を行うための現状把握と課題抽出を行った。具体的には以下の3つのアプローチを行った。 1)映像教材の試作。2)試作した映像教材を我々が実施したH21年夏の中学生の映画制作ワークショップでの試行。3)課題抽出に向けた、各地の映画制作ワークショップ関係者との意見交換。その結果映像教材の基本的な章立・構成について機器操作編と映像文法編の二つのカテゴリーが必要な事がわかった。またワークショップでの映像教材の活用方法については、提示のタイミングや長さ等検討すべき課題が明らかになった。 ワークショップの開催期間2ヶ月程度、延べ18回前後の長期型映画制作ワークショップに焦点を当て、同種のワークショップを実施している東京、川崎、札幌等を調査・取材した。その結果各地のワークショップでも映像教材を使用している例は少ないが、映像教材に対するニーズが大きいことを確認した。 以上、研究所年度の目的である課題の具体的抽出と試作を通じた映像教材の有効性確認を行うことができた。H22年度はこれらの知見を基に本格的な映像教材の開発とワークショップでの利用モデルの開発に取組みたい。
|