研究課題
従来、Visual Basicで作成していたSimRiver ver.3をJava scriptとHTMLを用いたver4の日本語版をを作成し、大学附属中学校、および私立中学校2クラスで授業を実施した。この際、導入部に1960年代~70年代の東京の汚濁河川の写真を用いることで、SimRiverを用いた授業後に、生徒の意識を世界の水環境へ導くことができることがある程度示された。また、40人が一斉にSimRiverを使用した場合でも、ミラーサイトに置いたSimRiverを併用することで、ネットのトラフィックに負荷をかけずに操作ができることが判明した。日本語版のSimRiverを元に、来日した米国研究者および米国中学校教員とともに、英語版を翻訳作成した。また、ドイツおよびタイの共同研究者との連携により、珪藻ビデオとSimRiver、およびウェブサイトを両国語に翻訳した。また、カナダの研究者との連携によりフランス語版のビデオ作成、および従来の英語版ビデオの改訂を行った。また、ロシアの共同研究者との連携により、ロシア語版ビデオスクリプトを作成した。英語版のSimRiverについてはミネソタ州の2つの中学校で、レベル1を用いた授業が行われた。事後調査では、ミネソタの理科教育スタンダードに沿った授業で、従来を上回る理解度の回答を得ることかできた。その後、学校教員等、ユーザーの意見を取り入れ、学習者により親しみ安く、かつ、作業意欲を高めるgifアニメの作成を行った。公立中学校での授業の結果、gifアニメは一種の達成目標となり、生徒の意欲が向上した。SimRiverに日本語版ワークシートを追加したvar.5を作成。バージョンアップに伴い、韓国研究者とディスカッションを行い韓国語版の全面改訂を行った。
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環境教育学研究 18
ページ: 23-37
http://lbm.ab.a.u-tokyo.ac.jp/~omori/srhtml/diatom.htm
http://www.u-gakugei.ac.jp/~diatom/