研究課題
補助事業者らが過去に作成した、河川環境と珪藻について紹介した3本のビデオをロシア語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、中国語に翻訳しナレーションをつけオーサリングを行った。翻訳にあたっては、海外共同研究者(ロシア:Maxim Klykovski;ブラジル:Edardo Lobo A.;カナダ:Paul Hmilton、中国:Y.H.Gao)に依頼した。Visual Basicによる日本語、英語、韓国語版のダウンロード用セットアップパッケージを作成した。昨年度製作したJava Scriptによる日本語版、英語版、ポルトガル語版、韓国語版、ドイツ語版、タイ語版のSimRiverの不具合箇所の修正を行い、さらにスペイン語版、ロシア語版の作成を行った。また、ワークシートの追加とその改良をした。河川の汚濁状況と汚濁の原因物質を示すビジュアル教材の作成に着手した。ブラジルの研究者と連携して、大陸型の富栄養河川に対応できるSimRiverのデータ収集と有効なプログラムの検討を開始した。このため、ブラジル研究者と7月に日本で共同研究を行った。中学校教員と打合せを行い学校で使いやすい教材化とそれを用いた授業案を検討し授業を160名に対し実施した。本年は特に、河川環境について国際的な意識の発揚をねらったが、授業後のアンケート分析では3割程度の生徒しか反応が見られなかった。このため、来年度では授業案の改善を行うことが必要とされた。上記教材を使用した学習者の感想や意見を発信するためのウェブサイトを作成した。本年度は試行期間であったが90名からのレポート(日本、韓国、米国)が寄せられた。また、システムに簡易翻訳機能を付加し、翻訳の正確さを試験した。この付加により、学習者が国際間で意見比較ができるようになった。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Science Scope
巻: 35 ページ: 29-33
Limnetica
巻: 29 ページ: 323-340
Diatom
巻: 26 ページ: 58
http://www.u-gakugei.ac.jp/~diatom/