研究課題
平成21年度は、UNESCOアジアパシフィック地域事務所・北京事務所の教育専門家からの聞き取り調査および文献調査をもとに、東アジアを中心とした国々の教育分野におけるFOSS導入制度の枠組みや導入・活用方法についての情報収集をおこなった。さらに、モンゴル教育省を中心に、国家・省・地方の各レベルの政府に対する政策調査・ヒアリング調査を通して、モンゴルにおける開発政策を把握し、それらの枠組みの持つ意味と可能性・問題点を整理した。更に、モンゴルにおけるFirst Track Initiatives(FTI)-ICTの一環として、モンゴル全21県において基礎教育におけるICTの導入状況に関するアンケート調査(Baseline Survey on FTI-ICT Project)を実施した。モンゴル教育省、地方政府、現地ICT調査専門機関との協働のもと、教師600名を対象にアンケート調査を実施(8月)。10月には、バヤンホンゴル県、セレンゲ県、ウランバートル市にて、それぞれの現地学校、県政府教育部、村政府を訪問し、聞き取り調査を実施した。同時に、教師の他、学校長、親を対象に現地にてグループディスカッションを開催し、各ステークホルダーの意見を収集し分析した。その分析結果は、第52回CIES国際会議(Comparative and International Education Society, Chicago, March 2010)にて発表。
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54th Annual Conference on Comparative and International Education Society Conference Proceedings (CD-Rom)
第20回国際開発学会全国大会報告本文集 1
ページ: 182-185
FTI-ICT project in Mongolia 'Level-up' training on advancedlevel of ICT for primary school teachers : Monitoring Report(Ministry of Education, Culture and Science of Mongolia)
ページ: 1-88