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2009 年度 実績報告書

授業分析用中間記述言語の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21500934
研究機関名古屋大学

研究代表者

柴田 好章  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70293272)

キーワード授業分析 / 授業研究 / 分析手法 / 中間記述言語 / システム開発 / 初等中等教育
研究概要

本研究では、授業分析において、分析者が授業逐語記録を読む際に、何をどのように意味付けているかを確定するために、授業分析に特化した"制限された言語"として、中間記述言語を開発する。こうした言語を開発するためにまず、予備的研究での試作をもとに、中間記述言語開発する。そして、複数の事例の分析へ適用し、同一授業についての複数の研究者記述結果を比較し、表記法の改良を図る。また、事例データベースを構築し、異なる授業間の知見を相互に参照した考察を可能にする。さらに、オントロジー研究や、自然言語処理の成果を参照し、計算機による演算のためのソフトウェアを開発する。
初年度に当たる平成21年度は、中間記述言語を開発した。語と語の関連を表す記号、語句のまとまりを明示する記号、文と文(語)の関連を表す記号など定義した。記号の定義は、自然言語の一般性だけではなく、授業分析に特化した言語の特徴を重視した。
また、中間記述言語の演算可能性について検討を進め、記号をもとに論理構造をソフトウェアが判別できるように、アルゴリズムを考案した。これによって、教材、学習内容に関わる専門的知識も組み合わせることによって、再利用可能な知識ベースとして、授業記録を活用することへ発展する可能性が明らかになった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 江口武正『耕地整理』の今日的意義と地域に根ざした教育の課題2010

    • 著者名/発表者名
      柴田好章
    • 雑誌名

      平成21年度上越教育大学学校教育実践研究センター客員研究員報告書

      ページ: 1-8

  • [雑誌論文] 授業分析における児童発言の多様な解釈の問題性2009

    • 著者名/発表者名
      柴田好章
    • 雑誌名

      名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要 -教育科学- 56-1

      ページ: 43-55

  • [雑誌論文] 授業研究における理論知と実践知の統合に関する研究(2) -理論に基づく協同学習と作文教育の授業モデルの提案-2009

    • 著者名/発表者名
      柴田好章・水野正朗・清道亜都子
    • 雑誌名

      名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要-教育科学- 56-1

      ページ: 119-134

  • [学会発表] Lesson Analysis as a Hypothesis Formation :2009

    • 著者名/発表者名
      SHIBATA Yoshiaki
    • 学会等名
      World Association of Lesson Studies
    • 発表場所
      Hong Kong Institute of Education
    • 年月日
      2009-12-09
  • [学会発表] 授業分析のための中間記述言語を用いた解釈の明示化の試み2009

    • 著者名/発表者名
      柴田好章
    • 学会等名
      日本教育方法学会第45回大会
    • 発表場所
      香川大学教育学部
    • 年月日
      2009-09-26
  • [学会発表] 授業分析用中間記述言語による児童発言の特徴の可視化2009

    • 著者名/発表者名
      柴田好章
    • 学会等名
      日本教育工学会第25回全国大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2009-09-20
  • [学会発表] 授業分析のための中間記述言語を用いた解釈の明示化の試み2009

    • 著者名/発表者名
      柴田好章
    • 学会等名
      中部教育学会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-06-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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