研究課題/領域番号 |
21500953
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研究機関 | 東京情報大学 |
研究代表者 |
布広 永示 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (50348421)
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研究分担者 |
マッキン ケネスジェームス 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (60348422)
大城 正典 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (80364959)
松下 孝太郎 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (60386886)
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キーワード | e-ラーニング / 授業学習支援システム / 学習モデル / ヒューマン・インターフェイス / プログラミング学習支援 |
研究概要 |
プログラミング教育の動機付けに関する学習法としては、ARCSモデルを応用した研究が報告されている。しかし、学習者のやる気を喚起し、学習意欲を持続させるような学習モデルを機能化して学習支援システムに実装し、プログラミング学習の効果を評価している報告はされていない。平成21年度の研究目的は、パズル型プログラミング学習支援システムの機能拡張として、ARCSモデルをベースにしたプログラミング学習支援機能の具体化と学習支援システムへの実装を行うことである。そして、平成21年度の具体的な研究としては、プログラミング学習の動機づけに係る要素技術に関連した次の研究開発を行い、実際のプログラミング演習授業で活用した。 ・プログラミング学習に対する動機づけ学習モデルに関する研究 ・学習状況をリアルタイムに把握し、進捗状況を分析する学習モニタリング機能に関する研究 ・プログラム構造を意味的な単位に分割指定するプログラム構造表記方法に関する研究 本システムを活用したプログラミング演習授業におけるテストの平均点の推移やアンケート結果から、本システムを使用することで、プログラミングに興味を持つという観点では有効であったのではないかと考える。また、プログラムの構造と処理の流れを理解するという目的に関しても効果があったと思われる。しかし、不正解時のサポートやヘルプ機能などの支援機能に関する改善要求も有り、学習機能やシステム運用方法などの改善を検討する必要がある。平成22年度では、学習支援システムの機能拡張と共に、エンタテインメント性を取り入れたプログラミング講義・演習の学習方法や学習支援機能の研究を進めていく予定である。更に、学習者の学習状況や問題点をリアルタイムに評価して支援するなど、進捗が遅れている学生に対する迅速な個別指導を実現する機能なども含めたプログラミング学習支援についても研究していく予定である。
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