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2011 年度 実績報告書

NHKデジタル教材を基盤に据えたメディア教育推進パッケージの開発・評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 21500961
研究機関金沢星稜大学

研究代表者

岡部 昌樹  金沢星稜大学, 人間科学部, 教授 (10319030)

研究分担者 村井 万寿夫  金沢星稜大学, 人間科学部, 教授 (00434465)
キーワードメディア教育 / メディアリテラシー / 初頭教育 / カリキュラム開発 / パッケージ開発 / 授業実践
研究概要

初等教育段階でメディアリテラシーを育成するにあたり,NHKデジタル教材の活用を基本に据えた体系的なパッケージ(3領域(「作り手」「使い手」「作り手」・12視点からなる36パッケージ)を開発・実践・評価を通して有用性を検証した。その結果,国語科の学習指導要領に即してパッケージを開発したにも関わらず,学習成果を記載したワークシートに対する評価と学習指導要録(前年度の国語科の評定)との相関が高くない領域・能力目標が見られた。そこで,「作り手」領域の能力項目を再考し,「伝達」「造形」「記録」の3領域からなる新たな17パッケージを開発した。
テキストブック(作品)の評定結果と前年度の国語科,図工科の学習指導要録の評定との関係を比較した結果,「造形」領域においてのみ,図工科の学力と極めて高い相関が見られた。しかし,作品評価においては,評価者により評定が大きく異なった。また,言語情報に依存する度合いにも相違が見られた。このことは、「造形」領域の作品評価にあたっては,指導者にも一定のコンピテンシーが要求されるともいえる。そこで,以下のような具体目標を4象限に分けて抽出した。
第I象限の具体目標(・魅力的な情景や場面を同定できる。・優れた瞬間を切り取ることができる。・珍しい被写体を同定できる。)第II象限の具体目標(・主題の強調と省略ができる。・コンピュータ処理ができる。・仕上げ効果を生かすことができる。)第III象限の具体目標(・造形的な場面を選択することができる。・主題の強調と減産効果を生かすことができる。・独自の美的表現法を主張できる。)第IV象限の具体目標(・独自の視点で被写体をとらえることができる。・新しい加工表現技術を活用することができる。)

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 画像リテラシーの育成と評価に関する実証的研究2012

    • 著者名/発表者名
      岡部昌樹
    • 雑誌名

      金沢星稜大学人間科学研究

      巻: 4-1 ページ: 1-6

  • [学会発表] 初等教育段階で画像リテラシーを育成するための計画-実行-評価-改善パッケージの開発

    • 著者名/発表者名
      岡部昌樹
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 発表場所
      京都大学
  • [学会発表] フォト・リテラシーの評価に求められる教師のスキル

    • 著者名/発表者名
      岡部昌樹
    • 学会等名
      日本教育メディア学会
    • 発表場所
      東北学院大学

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公開日: 2014-07-24  

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