研究課題/領域番号 |
21500963
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
影戸 誠 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 教授 (50351086)
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研究分担者 |
佐藤 慎一 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 准教授 (10410763)
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キーワード | ICT活用 / 国際協働学習 / ファシリテーション / 国際的コラボレーション / 英語プレゼンテーション |
研究概要 |
本研究では、実際に世界7ヶ国の学生を日本福祉大学に招聘し、交流の場を設定する授業デザインをもとに、大学生における「国際協働学習」のあり方を明らかにする。またそれを支えるICT活用の方法やシラバスのあり方を検討する。「ファシリテーション力」「マネジメント力」「英語活用能力」「達成感・充実感」を現実世界に連動して獲得する。22年度はこれらの実践のため次の3つの柱を設定し研究を行った。 1. 国際協働学習を実現するICT活用 NingなどWeb2.0のシステムを設定し、成果物である英語プレゼンテーション動画を世界の参加者、英語教育担当者、ISD研究者と共有した。また参加意欲を高め、到達レベルを効果的に提示することが可能となった。Webページ、コンテンツサーバ、SNSを活用し、交流を促進させることによって、国際協働学習に必要なICTプラットフォームのあり方を明確にした。データはwww.japannet.gr.jpに蓄積。 2. 国際協働学習環境に連動した「授業シラバス」の開発 国際交流ファシリテーション学習要項を作成し、150名の学生に配布し、指導した。社会構成主義の理論に基づき、現実社会に連動した学習環境をベースにデザインした。ファシリテーション力は英語コミュニケーション力、マネジメント力、英語ドキュメント作成力、ICT活用能力に支えられる。「国際交流ファシリテーション」という科目の中で実践した。この授業においては、基本的なファシリテーション手法をワークショップなどで学ぶと同時に、実際にインビテーションレターなどの作成を行い、海外に送った。またWEB上から取り組むKJ法もとりいれた。 3. 国際協働学習を活性化させる海外連携 フェースブックの活用により、研究者、教員だけでなく、参加者相互の連携も深めていった。国際連携の中で学生達が作成した英語プレゼンテーションは、そのまま次年度の資料となり、なおかつ交流イベントへのステップとなる。作品はサーバーに保存され、日常的に活用されている。
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