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2012 年度 研究成果報告書

ニュートンの『光学』と錬金術

研究課題

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研究課題/領域番号 21500979
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関愛知県立大学

研究代表者

大野 誠  愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (60233227)

研究期間 (年度) 2009 – 2012
キーワードニュートン『光学』 / ニュートンの錬金術 / 光学と錬金術 / 粒子の大きさと色彩
研究概要

ニュートンの錬金術研究の痕跡は彼の『光学』(1704 年)に残されている。それはこの著作の付録「疑問 31」に留まらず、本論の第2篇第3章命題7と命題 10などに見いだせる。ニュートンは物体の色彩から粒子の大きさを見積もろうとしており、彼の中で光学研究と錬金術・化学研究は密接な関係にあった。 『光学』の本論は 1670 年代の「光学講義」などに基づいているので、ニュートンにおける光学と錬金術の関係は 1660 年代末には始まっていた。ニュートンの手稿史料 Add.MS. 3975 を検討した結果、この頃、ニュートンの錬金術・化学実験に圧倒的な影響を及ぼしていたのはロバート・ボイルであることが分かった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] プロソポグラフィ考2013

    • 著者名/発表者名
      大野誠
    • 雑誌名

      化学史研究

      巻: 40 ページ: 34-41

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ニュートン錬金術手稿の研究現状、2011

    • 著者名/発表者名
      大野誠
    • 雑誌名

      化学史研究

      巻: 38 ページ: 143-153

    • 査読あり
  • [学会発表] ニュートン化学実験ノートの研究(1)2012

    • 著者名/発表者名
      大野誠
    • 学会等名
      ボイルの寄与、化学史学会
    • 発表場所
      ホテルサンルート徳山
    • 年月日
      2012-07-14
  • [学会発表] ニュートン『光学』の成立について、2011

    • 著者名/発表者名
      大野誠
    • 学会等名
      化学史学会
    • 発表場所
      弘前大学
    • 年月日
      2011-07-03
  • [学会発表] ニュートン錬金術の手稿史料について2010

    • 著者名/発表者名
      大野誠
    • 学会等名
      研究の現状、化学史学会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2010-07-04

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公開日: 2014-08-29  

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