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2010 年度 実績報告書

ALOS画像のオブジェクトベース分類による植生図作成手法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21500997
研究機関鳥取大学

研究代表者

長澤 良太  鳥取大学, 農学部, 教授 (40314570)

キーワード画像 / センサーフュージョン / オブジェクト分類 / 水田抽出 / インドネシア・ジャワ島
研究概要

ALOS衛星に搭載されたAvnir-2センサが取得したマルチスペクトル画像とPrismセンサが取得した高分解能パンクロ画像からセンサーフュージョン処理によってパンシャープン画像を作成し,そのオブジェクト画像分類からインドネシア・ジャワ島内に展開するさまざまな形状・サイズの水田の分類抽出解析を行い,その精度評価を実施した。その結果,低平な沖積平野に展開する均質な水田については総合精度90%,総合カッパー係数で0.8を超える極めて高い精度で水田を分類抽出することができた。これは,従来のピクセルベースでのスペクトル画像分類手法(教師つき最尤法分類など)に比べてはるかに高い分類精度である。一方,我が国同様に山間地域の複雑な地形のなかに展開する小規模な棚田水田等については,Avnir-2にPrism画像をセンサーマージしてパンシャープン処理を施すことによって水田のセグメンテーションをより的確に捉えることができるようになり,Avnir-2画像のみの分類による精度評価値(総合精度71%,総合カッパー係数0.67)と比較してより高い精度評価値(総合精度81%,総合カッパー係数0.76)を実証することができた。これらの実験的作業により,我が国の植生・土地利用図作成においても,従来の衛星画像分類による植生・土地利用図よりもより詳細な土地利用や植生の分類界を図化する可能性が高まってきたと評価できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 多時期・多センサ・多分類手法を用いたジャワ島における水田抽出手法の比較検討2010

    • 著者名/発表者名
      吉田美幸・長澤良太, ほか
    • 学会等名
      システム農学会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2010-11-07
  • [学会発表] MODIS衛星画像を用いたインドネシア,ブカシ・カラワン県における水田の時空間的分布の把握2010

    • 著者名/発表者名
      篠崎蓉子・長澤良太, ほか
    • 学会等名
      システム農学会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2010-11-07

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公開日: 2012-07-19  

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